アフタヌーンティーでの食べ方には、ティースタンドの一番下の食品(サンドウィッチなど)から順番に取る、というエチケットがあります。
通常、三層のティースタンドが用いられ、各層にはサンドウィッチやスコーンなど異なる種類の食べ物やデザートが用意されています。
最近ではティースタンドを使用しないスタイルの店も見られますが、食べる順序についてのマナーは守ることが大切です。
この記事では、特に以下の点について説明します。
・基本的なテーブルマナー
・食事中のふるまい方
アフタヌーンティーをこれから楽しむ予定の方、またはマナーについて不安を感じている方は、ぜひこのガイドを参考にしてみてください。
アフタヌーンティーでのプレート下げ、マナー違反になるのか?
アフタヌーンティーにおいて、食事を取る際に直接プレートを下げる行為はマナー違反とされています。
個々の料理を自分の取り皿に移してからいただくのが正しい作法となっています。
手で食品を取ること自体は問題ありませんが、カトラリーを使うことで礼儀正しく、上品な印象を与えることができます。
取り皿には、一度に2〜3個の食品を取ることが望ましいです。
過度に盛り付けることは避けましょう。
一つのプレートに複数人分の食べ物がある場合は、他の人の分に触れないように気を付けながらカトラリーを使って取ることが推奨されます。
必要に応じて、スタッフに声をかけて用意してもらうことも可能です。
食べ物を手で取る場合には左手を使い、食べる際も左手を使用します。
これは、右手でティーカップを持つための慣習です。
手に油分が付かないように注意し、カップを持つときはハンドルに指を入れずに、親指と人差し指、中指で掴むようにします。
左手で食べることにより、動作がゆっくりとなり、それもエレガントな印象を与えます。
アフタヌーンティーは、英国の上流階級がゲストをもてなす際に行われていた習慣でもあり、サンドウィッチやペストリーは一口サイズで提供されます。
ティースタンドに盛り付けされたサンドウィッチやスコーンは、見た目にも美しくいただくことができます。
アフタヌーンティーでの食べ方とマナー:基本のキ
アフタヌーンティーでは、英国の伝統に則った特定の食べ方があります。
通常、三層に分かれたティースタンドを使用し、最下層にサンドウィッチ、中層にスコーン、最上層にペストリーが配置されています。
これらを下から順に楽しむのが一般的です。
この順序で食べる理由は、風味を徐々に強くしていくためで、まずは軽い味からスタートし、段々と濃厚な味わいへと進みます。
サンドウィッチは基本的には左手で持ち、大きいものは一口大にしてから食べるのがマナーです。
スコーンに関しては、手で優しく割るのが伝統的な作法で、割った面にクリームやジャムなどを塗っていただきます。
紅茶はカップだけ持ち上げるのではなく、ソーサーも一緒に持ちながら飲むとエレガントに見えます。
これは特に低いテーブルでのティータイムにおいて推奨されるスタイルなのですが、
カップに直接手を添えるというのは、紅茶の温度が適切でないといった意味合いがあるため避けるべきです。
アフタヌーンティーの取り分け:初心者向けのエチケットガイド【まとめ】
アフタヌーンティーで、テーブルに置かれたプレートを下げて食品を取ることはマナー違反です。
プレートから直接取って口に運ぶのも良くありません。
食事はまず、自分の皿に2、3個程度移してからいただきましょう。
複数人で楽しむ場合、食事が一つの皿に盛られている時は、他の人の食べ物に触れないように注意しながらカトラリーを使って取ることをお勧めします。
手で取っても大丈夫ですが、その際は手指がキレイであるか確認してからにしましょう。
手で取る場合ですが、食べ物を取る時と食べる時は左手を使います。右手はティーカップを持つために空けておきます。
食事はプレートの最下段(サンドイッチなど)から上(デザート)へと進み、味の濃淡を楽しむのが一般的です。
最近は、ティースタンドで提供されないことも多いので戸惑うこともあるかもしれません。
ですが、ティースタンドが使用されていなくても先ほどと同じ原則に従って、薄い味から濃い味へと食事を進めると良いでしょう。
スコーンは手で割って食べるのがマナーです。
紅茶をいただく時のポイントは、ソーサーも一緒に持ちあげることです。
そして、カップのハンドルには手を入れずに親指と人差し指、中指を使って上品に持つとエレガントな印象になって良いでしょう。
美味しく、見た目にも美しいアフタヌーンティーは「ヌン活」としても知られているほど人気です。
時代や店によって様々な個性がありますが、基本的なマナーは同じと考えていいでしょう。
マナーを守りながら、エレガントで楽しいアフタヌーンティーを過ごしてみてください。