選ぶ迷いを解消!英国人気の紅茶7選とその特徴

知識

紅茶の種類が多すぎて選ぶのに困ったことはありませんか?

イングリッシュ・ブレックファースト、アールグレイ、アッサム、ダージリンなど、選択肢はとても豊富です。

例えば、ミルクティーを楽しみたい時にどの紅茶を選べば良いのか迷ったり、アフタヌーンティーでどれを選んだらいいか分からなくなったりします。

 

この記事では、

  • イギリスで人気のある代表的な紅茶7種類
  • それぞれの茶葉の特徴とおすすめの飲み方

について紹介します。

紅茶選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

英国紅茶の概要

紅茶

英国紅茶、別名イングリッシュティーは、18世紀の英国貴族社会で流行を見せ始め、今ではイギリス文化に欠かせない要素となっています。

特に有名なのはイングリッシュ・ブレックファスト・ティーで、セイロンティーやアッサムティーなど、複数の紅茶がブレンドされています。

イギリスで特に愛されている主要な紅茶には以下の7種類があります。

  • イングリッシュ・ブレックファスト
  • ダージリン
  • アールグレイ
  • アッサム
  • セイロン
  • ラスプーチョン
  • ケニア

これらの紅茶は、アフタヌーンティーやハイティーの時に多くの選択肢として楽しまれています。

イングリッシュ・ブレックファースト

紅茶

・産地:インド・セイロン
・色:濃厚な赤色
・おすすめの飲み方:ミルクティー

この紅茶は色が濃く、強い渋みと豊かなコクが特徴です。

「力強い味わいの紅茶」と言えます。

朝食と合わせるのに適したブレンドで、ミルクとの相性が抜群です。

 

イギリスで非常に人気のあるこのブレンドには、主にアッサム、セイロン、ケニアの茶葉が使われており、高級品にはキームン茶も加えられることがあります。

イングリッシュ・ブレックファーストは、多くのブランドが独自のブレンドを提供しています。

 

★イングリッシュ・ブレックファーストがおすすめの方

  • 英国特有の紅茶を楽しみたい方
  • ミルクティーにぴったりの紅茶を求めている方
  • 朝のひとときをリフレッシュしたい方

ダージリン

ダージリン

・産地:インド北東部
・色:明るい琥珀色
・おすすめの飲み方:ストレートで渋み、コク、香りを堪能する

ダージリンという名前を聞くと、高級なイメージがすぐに思い浮かびますが、それもそのはずです。この紅茶は世界三大銘茶の一つで、インドの北東部、標高2,300メートルの高地で栽培されています。

この地域の急激な温度変化によって育つ茶葉は、刺激的ながらも甘いフルーティな香りを持っています。

特徴的な透明感のある琥珀色と、マスカットのような独特の香り、深みのある味わいがダージリンを「紅茶のシャンパン」と称させています。

ダージリンは、特に以下のような方におすすめです。

  • レモンを加えて飲むのが好きな方
  • 高級な紅茶を楽しみたい方
  • 世界三大銘茶を体験してみたい方

 

★世界三大銘茶には以下のものが含まれます。

  • ダージリン:インド産で「紅茶のシャンパン」とも称される
  • ウバ:スリランカ産で、水面に映るゴールデンリングが特徴
  • キーマン:中国産で、中国十大銘茶の一つです

アールグレイ

アールグレイ

・産地: 中国、セイロンなど
・色: 深いオレンジ色
・おすすめの飲み方: アイスティー、ストレートティー、ミルクティー

アールグレイはダージリンに並び、非常に人気のある紅茶です。

このフレーバーティーは、ダージリンや中国茶などのブレンドにベルガモットオイルを加えて香り付けされています。「アールグレイ」とは具体的な茶葉の種類を指すわけではありません。

 

この紅茶の名前の由来は、19世紀のイギリスの政治家、チャールズ・グレイ伯爵から来ています。

その風味は芳醇で繊細、ベルガモットの爽やかな香りが特徴です。

意外にもミルクとの相性が良いことが知られています。

加熱しても香りが飛びにくいため、デザートや焼き菓子に使われることも多いです。

 

ダージリンとは異なり、アールグレイはベルガモットを加えたフレーバーティーの総称で、ダージリンは特定の産地の茶葉を指します。

実際、「ダージリンのアールグレイ」というタイプもあります。

 

★アールグレイは以下のような方におすすめです

  • 様々な飲み方を楽しみたい方(ミルク、ストレート、アイスが楽しめます)
  • スイーツとの組み合わせを楽しみたい方
  • お菓子作りに適した茶葉を探している方

アッサム

アッサム

・産地: インド北部
・色: 濃い紅色
・おすすめの飲み方: ミルクティー

アッサムティーは甘みと豊かな風味があり、その濃厚な香りはミルクと絶妙にマッチするため、ミルクティーに最適な紅茶です。

アッサムはインド北部、ヒマラヤ山脈の南に位置するアッサム州のブラマプトラ川沿いに広がる世界最大の茶生産地です。

この地域で生産される紅茶はインド全体の約半分を占め、その総称をアッサムティーと呼びます。

ストレートでも美味しいですが、ミルクを加えるとそのビターな味わいが強調され、より一層楽しめます。

 

★アッサムティーは以下のような方におすすめです

  • 濃厚でコクのあるミルクティーを好む方
  • 自宅で贅沢なロイヤルミルクティーを楽しみたい方
  • ミルクティーにこだわる方

セイロン

セイロン

・産地: スリランカ
・色: 澄んだ深い紅色
・おすすめの飲み方: 一般的にミルクティー向き

セイロンは、1972年までスリランカと呼ばれていた地名です。

この地域の紅茶はクセが少なくマイルドな味わいが特徴で、時おり感じられる柑橘系の繊細な香りが魅力です。

そのため、ブレンドティーだけでなく、単一産地の紅茶としても頻繁に利用されます。

アッサムと比較しても、ミルクティーに良く合うとされており、セイロンの紅茶は後味がさっぱりしていることが特徴です。

 

スリランカの中でも特に有名な茶産地にはウバ、ディンブラ、キャンディ、ヌワラエリヤ、ルフナなどがあります。

セイロンティーは、栽培される標高によって区分されており、高地産のハイ・グロウン・ティーは深みのある味わいが特徴で、高品質とされています。

一方、低地産のロウ・グロウン・ティーは味わいが濃く、香りがやや薄いです。

 

★セイロンティーは以下のような方におすすめです

  • 世界三大銘茶の一つ、ウバを試してみたい方
  • ミルクティーだけでなく、ストレートでの楽しみも求める方

ラプサン・スーチョン

紅茶

・産地: 中国福建省
・色: 深いオレンジ色
・おすすめの飲み方: アイスティーまたはミルクティー(特有のスモーキーな風味を楽しむため)

ラプサン・スーチョンは、イギリスの紅茶文化の中で長い歴史を持ち、特に上流階級からの支持が厚い紅茶です。

この紅茶の原産地は、中国福建省北部の崇安県で、正山小種とも呼ばれています。

その独特のスモーキーな香りは、松の葉で燻す製法により生まれます。

 

日本ではあまり一般的ではありませんが、その理由はほとんどがイギリス向けに輸出されているためです。

日本でこの紅茶を見かけるとしたら、そのほとんどがイギリス経由で輸入されたものです。

このユニークな風味の紅茶は、紅茶愛好家へのプレゼントにも最適です。

 

★ラプサン・スーチョンは以下のような方におすすめです

  • いつもと違う風味の紅茶を探している方
  • ギリスの上流階級に人気の紅茶を体験したい方
  • ミルクティーまたはストレートでその味を楽しみたい方

ケニア

紅茶

・産地: 東アフリカ・ケニア共和国
・色: 濃い紅色
・おすすめの飲み方: ストレート、ミルクティー、アイスティー

ケニアでの紅茶栽培は、1903年にインドから導入されたアッサム種から始まりました。

それ以来、ケニアは急速に世界的な紅茶生産国としての地位を確立しました。

この地域で生産される紅茶は、マイルドな味わいとフルーティーな香りが特徴で、ほのかな渋みが爽やかな飲み口を提供します。

 

★ケニア産の紅茶は、以下のような方におすすめです

  • 飲みやすくて楽しめる紅茶をお探しの方
  • ミルクティー、ストレート、アイスティーとして多様な飲み方を楽しみたい方

選ぶ迷いを解消!英国人気の紅茶7選とその特徴【まとめ】

紅茶

イギリスの文化に根ざした英国紅茶は、18世紀の貴族社会から人気が始まりました。

特にイングリッシュ・ブレックファースト、ダージリン、アールグレイなどが広く愛されています。

 

イングリッシュ・ブレックファーストは、セイロン、アッサム、ケニアの茶葉をブレンドし、濃厚な味わいが特徴で、朝食に合うようにミルクティーとしても最適です。

ダージリンは「紅茶のシャンパン」と称され、インド北東部の高地で栽培されることから独特の甘いフルーティな香りと透明感のある琥珀色が楽しめます。

アールグレイはダージリンや中国茶にベルガモットを加えたフレーバーティーで、その芳醇で繊細な味わいが特徴です。

 

これらの紅茶はアフタヌーンティーやハイティーで多くの選択肢として提供され、紅茶の楽しみを広げています。

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